梅花女子大学 児童文学科・こども学科同窓会Salut!

2012年度出版案内30冊(卒業生著書15冊+WEB絵本2冊+雑誌1種)

『天の磐笛(第四巻)』

作:横山充男
出版:藍象舎               発行:2013年3月
定価:748 円(税込)          ASIN:B00C42IPAO
199p 電子書籍Kindle版

最終巻である。
主人公石上琅は、里菜への思いを残しつつも、なすべきことをなすために東京へむかう。中峰りんといっしょに天の磐笛を吹くためだ。
この日本が、この世界が、現在の文明に至る大きな要因となった「言霊呪術」を見極めるためでもある。
夜明け近くに、琅とりんは、神社大和教本社境内にあるイワクラに立つ。
果たして天の磐笛は世界を変えるほどの力を発揮するのか。いよいよ物語はクライマックスをむかえる。
ラストを読み終えた読者は、現代の文明そのものが、次の文明のための序章にすぎないことを知るにちがいない。
文学作品として、これまで誰も触れてこなかった問題、或は書けなかった世界、さまざまな制約によって提示できなかったテーマがここに顕わになっていく。作者の中に実際に神霊が降臨して物語を書かせたのではないかと思わせるシーンの連続である。その想像を絶するシーンに、読者は息をのむだろう。しかし作者は溺れることなく、物語の中で冷徹に分析を重ねていく。
真に新しい時代とは何か。次の時代はどこへむかっていくのか。
エンタテイメントと哲学的思索が矛盾なく描かれた物語が、ついに完結する。

『天の磐笛(第三巻)』

作:横山充男
出版:藍象舎               発行:2013年3月
定価:748 円(税込)          ASIN:B00BYC36HM
199p 電子書籍Kindle版

ここには第三章がおさめられている。
主人公石上琅は、いよいよ亡き母親の故郷である奈良県山越村へと行くことになる。
そこで、石笛吹きの中峰りんと再会をはたすことになる。
りんは琅のことを、じぶんの魂の片割れであるかのように言う。
さらにこの三章においては、これまで影の存在として登場してこなかった重要人物がふたり、ついに姿をあらわす。
神社大和教本社の筆頭理事である安藤凝莉とSR代表の桂木祐樹である。

天の磐笛をめぐるさまざまな謎がさらに深まりつつも、幻想と現実の交差する展開の中で、謎の解明に向けて大きく動き出す。イワクラ群と石笛、織田信長による天正の伊賀攻め、春日神と室生龍神、奈良と土佐、異端と正統、神社本庁と神社大和教本社、天の磐笛にかけられた呪いの意味、そして亡き母親の血筋。さらに、天の磐笛の在り処が明らかにされる。

大きなうねりをみせつつ、最終章である四章へとなだれ込んでいく。
四章では、石上琅がすべての謎を解くために、東京の神社大和教本社へと出かけていくことになる。

『スコットランド民話集 ―世界の果ての井戸―』

編著:ノラ&ウィリアム・モンゴメリー  監訳:鵜野祐介
出版:朝日出版社            発行:2013年3月
定価:2,940 円(税込)         ISBN:9784872593228
A5判上製

英国スコットランドの民話は語り手から次の語り手へと、ずっと長い間受けつがれてきました。最初のわずかな言葉だけで、聞き手や読み手はまるで呪文をかけられたかのように、人魚と人間、アザラシと船乗り、怪物と王女が、結婚もすれば変身もする、魔法の王国に引き込まれていくのです。
本書には、卓越した詩人にして民俗学者のモンゴメリー夫妻が、スコットランド各地から集めた膨大な口承・書承の資料に基づいて再話した53編の民話が収められています。1956年に原典初版が出版されて以来、この民話集はストーリーテリングに関心を持つスコットランドの人びとにとっての「古典」となっています。平明かつドラマティックな言葉で語られる53の物語は、日本人の心をも躍らせるに違いありません。
鵜野先生が院生4名と一緒に翻訳を行った成果ですので、是非ご覧下さい。

『恋する王子と古(いにしえ)の王者』

作:小椋春歌               絵:加藤絵理子
出版:ビーズログ文庫          発行:2013年3月
定価:567 円(税込)          ISBN:9784047288065
p A6判

ヴァルダンの王太子サウルに、「君はモニカのために死ぬ」と不穏な言葉をかけられたアレクは、早々にカゼルラに帰国することを決める。
「帰ったらすぐに婚約式を挙げましょう!!!」と意気込むアレクに、たじろぐモニカだったが、最後は潔く(!?)彼の思いを受け取ることに。
そして、カゼルラの客人を送るために開かれたパーティ当日。
なぜかモニカの姿がなくて……!? 変態王子、ぼう然自失の第7弾!! 

『つかさの中学生日記 ポニーテールでいこう!』

作:宮下恵茉               絵:カタノトモコ
出版:ポプラポケット文庫        発行:2013年3月
定価:651 円(税込)          ISBN:9784591133811
196p 17.5cm x 11.5cm

元気で素直がとりえのつかさ、中学1年生。
小学校までは友だち関係でなやんだことなんかなかったのに、中学に入ってからは、なぜかいろいろうまくいかない…。
親友の杏奈は私立に行っちゃったし、有名な気の強い女子にはにらまれちゃうし。
わいわいできる友だちを作りたいだけなのに〜。
波乱に満ちた、つかさの中学校生活がスタート。

『天の磐笛(第二巻)』

作:横山充男
出版:藍象舎              発行:2013年3月
定価:748 円(税込)          ASIN:B00BOCT324
199p 電子書籍Kindle版

この国の根っ子には、何かとんでもない呪いがかけられている。それは驚くほど単純で、ゆえに誰も気がつかないほど日常化しており、しかも地中深く根をはっていて強い。
しかしその根っ子が、明らかに根腐れしはじめている。その顕著なきっかけとなったのが、大震災と原発事故であった。いや、その呪いと根腐れは、この国だけではない。あきれるほど単純で、しかも日常化しているそのとんでもない「呪い」は、現代の文明を築きあげてきた世界の根幹にもかけられている。主人公石上琅は、ひそかにそのことに気づきはじめていた。
そのためには、まず足もとから観ていかねばならない。信濃地域の歴史の古層に、琅はひとりで下りていく。ミシャグチ神、洩矢神、タケミナカタ神、健御雷神といった神々と人間の歴史。もともと信濃にいた豪族たち、さらに守屋族、出雲・越連合、安曇族・秦族。神々の抗争史はそのまま人間の権力抗争史でもある。それは今でも同じなのではないか。

竜次はあきれたようにもういちど聞いた。
「南北戦争を知っているかって聞いてんだよ」
「アメリカの?」
「いや、信州のだ」
「信州の? いや、そんなの知らないよ」(本文より抜粋)

そんな中で、石上琅は「人形呪」を使う青年と関わりあうことになる。信濃に古くから伝わる「さなぎ鈴」を改良した呪具を使い、神降ろしをするのであった。

『天の磐笛(第一巻)』

作:横山充男
出版:藍象舎              発行:2013年2月
定価:748 円(税込)          ASIN:B00BHK7CIK
159p 電子書籍Kindle版

あの『水の精霊』から八年。
時代はさらに混迷を深め、世界は文明の行き詰まりに喘いでいる。
そんな現代を舞台にして、人間の作りあげた文明の根幹に迫る物語が電子書籍として上梓された。横山充男が放つ新たな大長編第一巻目である。
『水の精霊』の姉妹編ともいえる本編は、高校生の主人公が、古代史の謎を解きながら人間の観念の本質である言霊や音霊に迫っていく。
『天の磐笛』公式サイトhttp://amanoiwafue.com/

高校二年生である石上琅は、幼いときに両親を交通事故で亡くし、それ以来マンションでひとり暮らしを続けてきた。叔父の竜次が後見人であったが、月に一度やって来ればいいほうだった。亡き父親は信州大学で古代史を専門とする教員であったが、高校生になった琅も、いつしか縄文から弥生にかけての祭祀に興味をもつようになる。所属している民俗歴史研究会で、勾玉が楽器と関係していたのではないかという仮説をたて、友人の沢木洋介と資料集めをしていた。
そんなとき、マンションに子鬼が出現し、死ぬほどの恐怖を味わう。その原因は、叔父の竜次にあった。土佐祭文流の呪術師であり、呪術師同士の争いに琅は巻き込まれたのであった。その争いの中で、亡き父親の家系が「太夫」と呼ばれる呪術師であったことが明らかになっていく。
叔父の竜次に連れられ、琅は東京へ行く。「敵」である若い呪術師を、竜次が打ち倒す場面に立ち会わされることになる。しかしそこで、琅はりんという少女に出会う。若い呪術師の妹で、石笛吹きであった。
そんな折、亡き父親が学会で発表した論文の概略を見る機会を得る。父親は、勾玉楽器説をとなえていた。琅は知らず知らずのうちに、父親の仮説を論証しようとしていたことになる。そして亡き母親が、少女時代を過ごした奈良県山越村で、石笛吹きであったこともわかる。東京で出会ったりんも、その山越村から兄に会いに来ていたのだった。
こうして、さまざまな歯車が少しずつ噛み合いはじめ、両親の交通事故死がただの事故ではなかったことが次第に明らかになっていく。

「天の磐笛」とは、握り拳ふたつ以上の大きさをもつ石笛をさし、帰神法としての宗教楽器である。本編は四巻仕立ての第一巻目、序章と第一章が収められている。

『妖怪一家の夏まつり』

作:富安陽子               絵:山村浩二
出版:理論社               発行:2013年1月
定価:1,365 円(税込)         ISBN:9784652200056
168p A5変型判

化野原団地の東町三丁目B棟地下12階に住んでいる七人家族の妖怪一家。
やまんばのおばあちゃんが団地の「夏まつり実行委員会」の委員長に選ばれたしまったので、さあ大変な事に。盆踊りのやぐらをたてるために、決して動かしてはいけないと言われていた封印の石をどかしてしまったことで起こる大騒動。今回も目が離せない妖怪一家の物語です。

『ガチャガチャ☆GOTCHA!―カプセルの中の神さま』

作:宮下恵茉               絵:宮尾和孝
出版:朝日学生新聞社         発行:2013年1月
定価:1,050 円(税込)         ISBN:9784904826850
224p 21.2 x 15.4cm

街角で見かける「カプセルトイ」。いろんな種類があるけど、最近、「願いをかなえてくれる神さま」なんていうのも、あるらしい。
字がうまくなりたい、友だちがほしい、足が速くなりたい――。
それぞれ悩みをかかえている小学生の智美、大志、瞬人、あゆみ、悠人は、 商店街の片隅で神さまの入ったカプセルトイを見つける。
さて、彼らの願いはどうなる?
朝日小学生新聞の人気連載小説の書籍化!

『魔女じゃないもん!3 リセ&バンビ、危機一髪!!』

作:宮下恵茉               絵:和錆
出版:集英社みらい文庫        発行:2013年1月
定価:630 円(税込)          ISBN:9784083211355
192p 新書判

「魔女修行しろ」というミュウミュウやバンビをうるさく思っていたリセ。
新たな友達、ランちゃんと出会うが、ある日、「いやな人は消してあげようか」と
突然言われて……!?

『フランス児童文学のファンタジー』

作:石澤小枝子・高岡厚子・竹田順子
出版:大阪大学出版会          発行:2012年12月
定価:2,310 円(税込)          ISBN:9784872593228
330p 四六判

大人も魅了するふしぎの世界。
赤ずきん、眠れる森の美女などの「昔話」や「伝説」「妖精物語」から「現代のファンタジー」まで、フランスのさまざまな物語がつむぐふしぎと驚き。
現実の中にひそむもう一つの世界(ファンタジー)に心を遊ばせてみよう。

『ぐうたら道をはじめます』

作:たきしたえいこ            絵:大西ひろみ
出版:BL出版              発行:2012年12月
定価:1,365 円(税込)        ISBN:9784776405634
32p 24×18cm

ソファでうとうとしていた真由は、お母さんにぐうたらしないよう注意されます。
買い物に出かける両親を見送り部屋にもどると、そこには白いねこが!
本当の「ぐうたら」を教えてあげるというねこに、真由は指図されるがまま……。
ユニークなお話とあたたかみのある絵がたのしい絵本。
第28回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞作。

『恋する王子と逆転の花嫁』

作:小椋春歌               絵:加藤絵理子
出版:ビーズログ文庫          発行:2012年12月
定価:588 円(税込)          ISBN:9784047285873
256p A6判

変態王子一行、禁城ヴァルダンで大・騒・ぎ!?
モニカとアレクに加え、アレクの弟エリオもヴァルダン王城に到着。そこでモニカは、カゼルラ王国で出会った従者のレオが女性で、しかも行方不明のローレンシア姫だったと知り驚き!!! 婚約者のライと結婚したくないから逃げ出した、という話に違和感を覚えたモニカは、ライと彼女が抱える秘密を聞き……!? 「殿下、まさか俺にあれをやれ、と−−?」有能なアレクの侍従マーシュも頑張る第6弾!!

『シノダ! 消えた白ギツネを追え』

作:富安陽子               絵:大庭賢哉
出版:偕成社               発行:2012年12月
定価:1,365 円(税込)         ISBN:9784036440702
266p 20cm×14cm

信田家にやってきたお客様、九尾婦人のたのみで白ギツネをさがすことになったユイとタクミは、雲にのって夜の町に飛びだした。

『シノダ! 樹のことばと石の封印』

作:富安陽子
出版:新潮文庫             発行:2012年12月
定価:620 円(税込)          ISBN:9784101381824
347p 文庫判

「どうして、ひきだしの中に、林が見えるの?」
そう言ってのぞきこんだ友達が吸い込まれた! 追うユイとモエが目にしたのは石にされた友達。一方、タクミはもじゃもじゃヒゲの男につかまって……。3人が立ち向かうのは、見た者を石に変える恐ろしいオロチ。果たして呪いは解けるのか? 人間のパパとキツネのママを持つ3きょうだいが活躍する大人気シノダ!シリーズ第二弾。

『あたし ゆきおんな』

作:富安陽子              絵:飯野和好
出版:童心社              発行:2012年11月
定価:1,365 円(税込)        ISBN:9784494007653
32p B5判

北風が山をふきぬけ…白い影がふわりとたなびくと、ほうら、ゆきおんなが生まれるんだよ。冷たいひとみは青く輝き、唇は雪にさくさざんかみたいに赤い。ゆらゆらと音もなく、闇の中を一人で行くんだよ。ある夜…。

『なに、たべたの?』

作:楠章子  絵:オカダケイコ
発行:2012年11月

“ドライマウス”の原因は実は意外なところに…。
“お口”の中がいつも乾いている、“マウス”のおはなし、はじまりはじまり。
http://8iku.com/

『10分で読めるすいり・たんていの話』

作:あさのあつこ 富安陽子 花形みつる 藤野恵美   訳:芦辺拓 加納一朗
出版:学研教育出版          発行:2012年11月
定価:840 円(税込)          ISBN:9784052035579
200p A5判

10分で読める、すいりやたんていの物語を集めた短編集。
あさのあつこ、富安陽子、花形みつるなど今活躍中の作家の作品から、コナン・ドイル、エドガー・アラン・ポーなどの名作まで、幅広く楽しむことができる。小学校中学年向け。

『かいじゅうのさがしもの』

作:富安陽子               絵:あおきひろえ
出版:ひさかたチャイルド       発行:2012年11月
定価:1,260 円(税込)         ISBN:9784893259691
21×15cm

長い間、押し入れの中にしまわれ、持ち主から忘れられたぬいぐるみの怪獣は、自分に何か足りないものがある気がしていました。その何かをさがそうと家を出たけれど、さがしものって、いったい――?!
外の世界へ飛び出した怪獣は、川にはまって水浸しになったり、さがしもの名人のアリやカラスに翻弄されたり。しかし、あるとき一人の男の子と出会い…。

『わがはいはのっぺらぼう』

作:富安陽子              絵:飯野和好
出版:童心社              発行:2012年10月
定価:1,365 円(税込)        ISBN:9784494007578
32p B5判

のっぺらぼうの朝はきゅうりのパックで始まります。何せつるつるの肌が命ですから。
メイクでとびきり美人に変身したら、夕闇の町にくり出します。
人間を驚かすのが、のっぺらぼうの仕事。
くらーい四つ辻で待ち構えて、通りかかった人間に向かって「バア!」と飛び出すと……
「ギャー!」!?
お気楽ゆかいな おばけの一日。好物ははんぺんステーキ!?
のっぺらぼうの妖しい怖さと、滑稽な面白さ、両方楽しめる一冊です。

『小さな命と あっちとこっち (古道具ほんなら堂2)』

作:楠章子                 絵:日置由美子
出版:毎日新聞社            発行:2012年10月
定価:1,365 円(税込)          ISBN:9784620200323
144p A5判

訪れる人の願いを、みたこともない品物で叶えてくれる不思議な古道具屋さん「ほんなら堂」。命をテーマに綴られる珠玉の四編。人気シリーズ第2弾。

『ふたつの月の物語』

作:富安陽子                絵:酒井駒子
出版:講談社                発行:2012年10月
定価:1,470 円(税込)          ISBN:9784062178808
286p 四六判

美月(みづき)と月明(あかり)、名前に月を宿すふたりの少女が出会うとき、湖底に沈んだ大口真神(おおくちのまかみ)の伝説がよみがえる。
野間児童文芸賞受賞作家 富安陽子の新境地!

孤児院で生まれ育った美月と、育ての親を亡くしたばかりの月明は、ある日、謎の富豪・津田節子の別荘に招待される。
津田は、条件をつけて、里子にする子どもを探していたという。
一、十四年前の、四月生まれの子どもであること。
一、両親および血縁者がひとりもいない、あるいは所在が不明であること。
一、出生場所、出生時の状況が不明であること
一、ただし出生につながる手がかりを有していて、その手がかりはなんらかのかたちで月に関連していること。
いったい、何が目的なのか。
どうやら、十四年前に沈んだ村・弓月村と、大口真神を祀る夜神神社に、自分たちの出生の秘密と、津田の思惑を知る鍵が眠っているようなのだが……。

嗅覚がするどく、人の感情を読みとることのできる美少女の美月と、お調子者で、空間を移動する能力のある月明の凸凹コンビは、互いの力を合わせ、謎に迫っていく。

『ムジナ探偵局(8) 学校の七不思議』

作:富安陽子                絵:おかべりか
出版:童心社                発行:2012年10月
定価:1,155 円(税込)           ISBN:9784494014477
224p 四六判

源太の通う双葉小学校で、つぎつぎと不可解な出来事が起こった。
事件の現場には必ず、白い花。その花が示す双葉小の秘密とは…!?

『チャームアップ・ビーズ!(3) ピンクハートで思いよ、届け!』

作:宮下恵茉                絵:初空おとわ
出版:童心社フォア文庫         発行:2012年10月
定価:800 円(税込)            ISBN:9784494028412
184p 新書判

もうすぐバレンタイン。今年はあたしもあの人に渡してみようかな?
でも翔子さんが父ちゃんにチョコを渡そうとしてることを知って……。
すみれの成長物語、感動の完結編!!

『叢書 児童文化の歴史III 児童文化と子ども文化』

編著:加藤理  鵜野祐介  遠藤純
出版:港の人                 発行:2012年9月
定価:1890 円(税込)            ISBN:9784896292480
464p A5判

60年代から現代までの「児童文化」の歩みをたどる、重要な児童文化論22文献を収録。日本が高度経済成長を遂げていく60年代から、情報化・消費化が進展する現代までの児童文化論の変遷を見直しながら、「児童文化」とは何か、「子ども」とは何か、を考える。

本書は『叢書 児童文化の歴史』全3巻の完結巻で、1960年代以降今日に至る児童文化研究の重要な論稿22編が解説とともに収められており、前2巻とともに児童文化研究者必携の書です。執筆者には本学大学院修了生の長村(旧姓古川)明子さんも参加しています。ぜひご一読ください。

『絵本をよむこと 「絵本学」入門』

編著:香曽我部 秀幸  鈴木 穂波
出版:翰林書房               発行:2012年9月
定価:1890 円(税込)            ISBN::9784877373320
222p 21cm

絵本がどのように発展してきたのか、その歴史をひもとき、絵本の「いま」を考える。また、国内外の代表的な絵本作家の作品を読み解きながら、絵本という独自の芸術表現についても考察する。
絵本の過去・現在・未来を一望できるとともに、「絵本をよむ」ことを楽しみながら「絵本」とは何かを考えることができる一冊。

こども学科の香曽我部秀幸教授と鈴木穂波非常勤講師の編著。執筆者には本学大学院修了生の前田梨花さんと豊川紗衣子さんも加わっています。

『初恋ダイアリー デート』

作:宮下恵茉・成田サトコ・濱野京子   カバー絵:うっけ
出版:ポプラ社                発行:2012年8月
定価:945 円(税込)             ISBN:9784591130315
215p 19×13cm

デートの前ってドキドキするね!
ときめきいっぱい初恋物語 デート編
「アイドルをさがせ!わたしだけのアイドル」
「ルミナサクラ」
「アイの花ことば」

『恋する王子と勝利の演者』

作:小椋春歌                 絵:加藤絵理子
出版:ビーズログ文庫            発行:2012年8月
定価:588 円(税込)             ISBN:9784047282919
256p A6判

自由奔放なヴァルダンの王太子・ライに誘われて、モニカはアレクとヴァルダン国王のお見舞いに出発。ところがその道中、いきなり偽装した軍隊に襲われた!! 
レームの機転でモニカが男に変身して逃げるも、なぜだか命を狙われるハメに。
そんなモニカたちを助けてくれたのは、男だらけの演技集団で――!? 
久しぶりのミラ登場でアレクが華麗に舞い踊る! 変態王子、風雲急を告げる第5弾!!

『魔女じゃないもん!2 悪魔の手先にご用心!?』

作:宮下恵茉                 絵:和錆
出版:集英社みらい文庫          発行:2012年8月
定価:630 円(税込)             ISBN:9784083211102
192p 新書判

リセ、悪魔に狙われる!?
魔女の力に覚醒した私は『悪魔』に狙われているらしい。ミュウミュウ、それほんとっ!? 
バンビは「リセちゃん、助けてあげるよ。きゅるん」なんて言うけど……。
私、魔女じゃないも〜んっ!!

『りゅうのぼうや』

作:富安陽子                 絵:早川純子
出版:佼成出版社              発行:2012年7月
定価:1,365 円(税込)            ISBN:9784333025497
31p 23×25cm

うまれてから みっつめの あさが あけると、りゅうの ぼうやは おおぞらへ えいやっと とびたちました。 竜のぼうやの小さな冒険物語

『好きってこわい?』

編・作: 令丈ヒロ子  作: 越水利江子・小林深雪・藤木稟・宮下恵茉
出版:講談社                 発行:2012年7月
定価:1,050 円(税込)            ISBN:9784062178112
204p 四六変型

青い鳥文庫の大人気シリーズ「若おかみは小学生!」の著者である令丈ヒロ子が編者となり、人気作家5人が競演!
小学生のみなさん、これがほんとのこわい話です!
●こわくて泣いちゃいそうだよ 秘密のペンダント 小林深雪
●私のテディベア 宮下恵茉
●フェアウェル城のお姫さま 越水利江子
●蛇(じゃ)喰い猫 藤木稟
●いちごジャムが好き。 令丈ヒロ子
好きには、こわいがひそんでる!

『まぼろしの薬売り』

作:楠章子                 絵:トミイマサコ
出版:あかね書房             発行:2012年6月
定価:1,365 円(税込)           ISBN:9784251073037
175p 四六判

薬売りの時雨と、おともの小雨。病いにむきあい、旅を続けていくふたり。
けもののふるまいを見せはじめた娘の生い立ち。はやり病いで全滅した村で悪人がねらうもの。まぼろしの動物がもたらす奇跡…。そして明らかになる時雨の秘密とは?

『チュウしたっていいよね?』

作:楠章子  絵:オカダケイコ
発行:2012年6 月

楠章子さんの書いた「チュウしたっていいよね?」がWEB絵本になりました。
小さないのちの誕生。
いろんなことをしてあげたいパパとママ。
でも「あること」がきっかけで、険悪な雰囲気に…。
いったい何が起こったのでしょうか?
http://8iku.com/

連載「マシュマロ・ダーリン!」@月刊「PLASMA」5月号

出版:芸術生活社       発行:2012年5月      定価:240 円(税込)

月刊誌「PLASMA」(芸術生活社)で、卒業生の宮下恵茉さんが連載中です。
タイトルは「マシュマロダーリン!」。高校生向けのお笑いラブコメです。
自分のルックスに絶対の自信を持つ女の子・心愛(ここあ)が、新たに始まった高校生活で、幼稚園時代の王子様的存在・楓太(ふうた)に再会!
こうして幕を開けた恋の行方はいかに……!?

『恋する王子と身代わりの乙女』

作:小椋春歌                 絵:加藤絵理子
出版:エンターブレインビーズログ文庫 発行:2012年4月
定価:567 円(税込)             ISBN:9784047277038
224p A6判

本格的な婚約が決まったモニカとアレクは、仲良くペンテレイアへラブラブ旅行……ならぬご公務に出かけることに。けれどどういうわけか、ペンテレイアに近づいたとたん、モニカの様子がおかしい。
「アレク、抱っこして」
心の中では大歓喜のアレクだが、モニカがこんな(アレクの喜ぶ)セリフを言うはずがない! 
モニカの中身が入れ替わっちゃった!? 変態王子、忍耐の第4弾!!

連載「マシュマロ・ダーリン!」@月刊「PLASMA」4月

出版:芸術生活社       発行:2012年4月      定価:240 円(税込)

月刊誌「PLASMA」(芸術生活社)で、卒業生の宮下恵茉さんが連載中です。
タイトルは「マシュマロダーリン!」。高校生向けのお笑いラブコメです。
自分のルックスに絶対の自信を持つ女の子・心愛(ここあ)が、新たに始まった高校生活で、幼稚園時代の王子様的存在・楓太(ふうた)に再会!
こうして幕を開けた恋の行方はいかに……!?
どうぞお楽しみに。

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