梅花女子大学 児童文学科・こども学科同窓会Salut!

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2013年度 おしらせ告知板

 

第5回あたらしい創作絵本大賞 審査結果発表

第5回あたらしい創作絵本大賞の審査結果が発表されました。

大賞:なし
優秀賞:「ひもげいにん」竹島 亜紀子
佳作:5作品
 「こどモノレール」西井 彰範
 「花の旅」Az
 「ざっとうざっとう」むとう だいじろう
 「おじいちゃんとぼく」Asumi
 「パパパンツおならごう」 とりやまゆき・さく/山羊山羊・え

受賞者の言葉や審査員総評はこちらをご覧ください。

 

第5回あたらしい創作絵本大賞 表彰式と合評会のご案内

あたらしい創作絵本大賞に作品をお送りいただき誠にありがとうございます。
この度、第5回の入選作品の表彰式と合評会を公開形式でおこなうことになりました。
審査員も参加し、作品ごとに講評しますので、どのような視点で作品を選んでいるのか、直接、聞くことができる貴重な機会になります。
入選作品順に作品合評していきます。
表彰式や合評会の見学は自由です。作品を応募されていない方でも自由に参加できます。

【第5回あたらしい創作絵本大賞 表彰式&合評会】
●日時:6月15日(日) 表彰式 13:00〜 作品合評 13:30〜15:00(終了予定)
●会場:グランフロント大阪・北館 2階 ナレッジキャピタル アクティブスタジオ
     (JR大阪駅、地下鉄梅田駅、阪急・阪神梅田駅下車)
●参加費:無料(事前の申し込みは不要です)
●アクセス方法:こちらをご確認ください。
●審査員:富安陽子、みやざきひろかず、香曽我部秀幸が出席します。

●作品の合評希望について
第5回の入選作品を中心に行います。
第5回に応募いただいた作品に限定します。
入選者は、申し込み不要です。ただし、出欠のご連絡を5月15日までにご連絡ください。

※会場では、お子様の保育ルームは用意しておりません。

■主催:梅花こども・絵本・児童文学センター
■企画・運営:アミーニ児童文学科同窓会

 

第3回あたらしい創作絵本大賞 大賞作品発売

    

第3回あたらしい創作絵本大賞の大賞受賞作「ぼくとミーコ-よるのおさんぽ-」が、
『パジャマじゃま!じゃま!』と改題して、イオン系列の未来屋書店から発売されました。
このほか、卒業制作の各作品も絵本になって発売中です。
500円+税。
イオン茨木、新茨木、大日、伊丹、久御山、鹿児島、幕張新都心店で発売中。
未来屋書店であれば、本の取り寄せ可能です。
注)未来屋書店以外の本屋さんでは取り扱っておりません。

『パジャマ じゃま!じゃま!』(未来屋書店)作・絵:仙田まどか<第3回あたらしい創作絵本大賞の大賞受賞>
『ゾウになりたいの』(未来屋書店) 作・絵:奥田睦美 <梅花女子大学2008年度卒業制作作品>
『じじとひみつのあおいたま』(未来屋書店) 作・絵:平野万里奈 <梅花女子大学2012年度卒業制作作品>
『ぼくがちきゅうをまもる!』(未来屋書店) 作・絵:猪井彩 <梅花女子大学2012年度卒業制作作品>
『あかおにくん』(未来屋書店) 作・絵:和田輝子 <梅花女子大学2009年度卒業制作作品>

2014年03月16日
 

出版情報'13 Part9

  

『妖怪一家九十九さん ひそひそ森の妖怪』(理論社) 作:富安陽子 絵:山村浩二
巨大団地に、人間たちに混じって、こっそり団地生活を始めた妖怪一家の物語。市役所の地域共生課は、人間と妖怪が仲良く暮らすことをお手伝いする課です。ヌラリヒョンパパも働くその職場に、調査依頼がまいこみました。住宅の建設予定地から気味の悪い声が聞こえてくるというのです…。今回も妖怪一家が大活躍。
#hisohisomori

『つかさの中学生日記(3) 部活トラブル発生中!?』(ポプラポケット文庫ガールズ)
作:宮下恵茉 絵:カタノトモコ

あたし、松尾つかさ、中学1年生!明るい雰囲気にひかれて入ったソフト部で、毎日練習がんばってるよ!
でも、少しずつ練習がハードになってきたこのごろ、なんだかみんなの気持ちが少しずつズレてきて、トラブルが続いて…。う〜、どうしよう!? 友だちのコト、恋のコト、部活のコト…ドキドキがいっぱいの中学生活を描くシリーズ第3弾!
#tsukasa3

2014年03月12日
 

出版情報'13 Part8

 

『龍神王子! ドラゴン・プリンス(1)』(講談社青い鳥文庫) 作:宮下恵茉 絵:kaya8
ある日とつぜんあらわれた龍神の王子たち。フツーに生きたかったわたしに、とんでもない使命が!?
わたしの名前は宝田珠梨(たからだじゅり)。私立・九頭竜(くずりゅう)学院に通う中学一年生。一緒に暮らす祖母と両親は、「占いハウス・龍の門(ドラゴン・ゲート)」を営んでいる。占いといっても、能天気な両親は龍の着ぐるみをかぶって踊るだけだし、占いを担当している祖母には霊感なんてまったくない。そのインチキくさい占いのせいでみんなにからかわれて、とってもつらい思いをしてきた。だから、必死に勉強して、わたしの実家のことを知っている人がだれもいない私立の中学校に入ったんだ。今は、きちんとした家の、フツーの子として中学校生活をエンジョイしようと頑張っているの。
ところがある日、学校から帰る途中のわたしに、これまで見たことのないほどカッコいい男の人が声をかけてきて……。
わたしに、人間界と龍の世界をつなぐ大切な使命があるってホントなの??
#doragon-prince1

『巡る世界の黙示録 少女戦隊ドリーム5』(ビーズログ文庫) 作:小椋春歌 絵:明咲トウル
これは、美少女戦士(が強制的に僧職系男子と戦わされたり世界を救ったりする予定の)コメディです。
猫耳をつけた怪しい男に「ちょっと世界を救ってみませんか?」と声をかけられたごく普通の女子高生の要。「冗談じゃない!」と断るも、強制的に少女戦隊“ドリームピンク”をやるハメに。ステッキを持たされ、恥ずかしい変身ワードを言わされ、こうなりゃやけくそで敵を倒してやると覚悟を決めた要の前に現れたのは……へ? お坊さん――!? ツッコんだら負け!少女戦隊ヒーロー章(ショー)、ついに解禁!
#dream5-1

2014年02月16日
 

毎日新聞連載中

卒業生でこども学科非常勤講師の宮下恵茉さんの作品が、西日本版毎日新聞朝刊で連載されています。
タイトルは「めざせ!ラッキーボーイ」。2/1〜2/28まで。
無料会員登録でWEBでも読めます。ぜひご覧ください。
http://mainichi.jp/feature/yonde/

2014年02月06日
 

第3回あたらしい創作絵本大賞・大賞作品 未来屋書店より発売

梅花の卒業生の作品と、第3回あたらしい創作絵本大賞・大賞作品が、
未来屋書店から3月1日より販売されることになりました。
また、幕張のイオンで卒業制作展の展示も行われ、
今後は「あたらしい創作絵本大賞」への協賛、優秀作品の絵本化、梅花女子大学学生によるお話し会開催、卒業制作作品の店頭展示開催等、絵本作家を目指す学生を支援する、さまざまな取り組みが行われる予定です。



「梅花女子大学×未来屋書店」コラボ絵本 概要
◆企画名 「梅花女子大学×未来屋書店」コラボ絵本
◆展開店舗 幕張新都心店・鹿児島店・茨木店・新茨木店・伊丹店・大日店・他
◆発売日 2014年3月1日(土)
◆発行 株式会社 未来屋書店
◆企画 梅花女子大学 こども・絵本・児童文学センター
◆定価 各500円(税別)
◆出版作品
「パジャマ じゃま!じゃま!」 作・絵:仙田まどか<第3回あたらしい創作絵本大賞・大賞受賞作品>
「ゾウになりたいの」 作・絵:奥田睦美 <梅花女子大学2008年度卒業制作作品>
「じじとひみつのあおいたま」 作・絵:平野万里奈 <梅花女子大学2012年度卒業制作作品>
「ぼくがちきゅうをまもる!」 作・絵:猪井彩 <梅花女子大学2012年度卒業制作作品>
「あかおにくん」 作・絵:和田輝子 <梅花女子大学2009年度卒業制作作品>

2013年度卒業制作展示イベント
◆実施場所 未来屋書店 幕張新都心店
◆開催期間 2014年度3月1日(土)〜3月31日(月)

お問合せ先:
株式会社未来屋書店 ワールド構築プロジェクト 田坂
TEL :043-298-1042 

2014年02月06日
 

博士号請求論文の公聴会のお知らせ

この度、博士号請求論文が提出されましたので、以下のように公聴会を開催いたします。
お忙しい時期とは存じますが、ご参加賜わりたく、ご案内申し上げます。

1.提出論文
「満洲児童文学研究」 
提出者 梅花女子大学大学院文学研究科児童文学専攻特別研究生 寺前君子
請求学位 博士(文学)(課程博士)

2.審査委員
主査:
畠山兆子 梅花女子大学教授(大学院担当)
副査:
磯田一雄 大阪経済法科大学アジア研究所客員教授
加藤康子 梅花女子大学教授(大学院担当)

3.公聴会日程・場所
2014年2月22日(土)13:00〜14:30  梅花女子大学 D401教室

4.提出論文公開時期・場所
2014年2月13日(木)〜2月21日(金) 梅花女子大学 D棟4階 こども学科コミュニティルーム


※公聴会に関するお問い合わせは、児童文学専攻(担当:加藤)のメールにお願いいたします。

 

2014年02月01日
 

絵本制作展のお知らせ

恒例、絵本制作展を、今年も茨木と大阪で開催します。
皆様ぜひ遊びにきてください。

日時:2月13日(木)〜18日(火)10:00〜19:00(最終日は17:00)
場所:茨木市立ギャラリー

日時:2月19日(水)〜25日(火)10:00〜19:00(最終日は17:00)
場所:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル TheLab.アクティブスタジオ


2014年02月01日
 

「被災地に本を!梅花プロジェクト」第4期第3弾、募集中

「被災地に本を!梅花プロジェクト」第4期第2弾の57冊を、年末に発送し、
年明けに女川市立つながる図書館に受け入れていただいた旨、ご連絡をいただきました。
今回は、お送りする本が所蔵図書と重複しないように、集まった本のリストをこども学科の学生が作り、
あらかじめ確認していただいた上で、57冊をお送りしました。
お役に立つことを願いつつ、私たちの気持ちを受け止めてくださった女川の皆様に感謝いたしております。
また、ご協力くださいました皆様、誠にありがとうございました。

さて、こども学科では、引き続き「被災地に本を!梅花プロジェクト」第4期第3弾を、以下の要領で募集しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回も小学校高学年から中・高校生が楽しめる本を募集します。
マンガ類、雑誌類は整理の関係から避けてください。また、汚れや破損がひどいものは避けてください。
送付先は、以下の通りです。

〒567-8578 大阪府茨木市宿久庄2-19-5
梅花女子大学こども学科 加藤康子宛

事務室には担当者がおりませんので、上記にご送付くださいますようお願いいたします。
第4期第3弾の締切は、2月28日(金)です。第4期の募集はこれが最後になります。
お問い合わせは、メールでお願いします。

2014年02月01日
 

出版情報'13 Part7

  

『ラスト・スパート!』(あかね書房) 作:横山充男 絵:コマツシンヤ
小学生最後の年を迎えた翔は、親友の正信とともに毎日楽しく過ごしながらも、浮いた存在になっている同級生の問題や、行動しない自分にもやもやした気分を抱えていた。しかし、行き場をなくした友人を助けたり、地元の祭りやスポーツイベントを盛り上げたりと、常に全力投球の親たちの背中を見て、駅伝への挑戦を決意する……。四万十川の流れる町で元気に生きる大人たちと、それぞれの思いをぶつけるように走る子どもたちの物語。
#last-spurt

『よるのとしょかん』(光村教育図書) 作:カズノ・コハラ 訳:石津ちひろ
ここは、夜だけ開いている図書館。カリーナという女の子と3羽のふくろうが働いています。
やってくる動物はみんなカリーナたちのおかげで、自分にぴったりの本を見つけることができました。
カズノ・コハラの版画絵本第4弾!
#yorunotoshokan

『2月のおはなし 鬼まつりの夜』(講談社) 作:富安陽子 絵:はせがわかこ
ゆめじゃないって。鬼ごっこだよ。だから、今夜は鬼になるんだ。
――節分の夜、鬼まつりがひらかれる!? 
呼びかけに引きよせられて、指にとまったケイタは、「鬼ごっこ」をするはめに。
ちょっとふしぎで、すごくたのしい、とっておきの節分のおはなし!
#onimatsuri

2014年01月08日
 

谷悦子先生講演とコンサートのお知らせ

梅花女子大学・梅花女子大学短期大学部の公開講座特別企画として、
谷悦子先生による講演と、新美南吉生誕100年記念コンサートが開催されます。
南吉は中学2年生頃から創作を始め、日記の中に「悲哀、即ち愛を含めるストーリィをかこう」と記して、初期の代表作「ごんぎつね」を作りました。「手袋を買いに」には初めて雪を見た子狐への母狐の愛が、「去年の木」には小鳥の木への愛が描かれています。この2作品を中心に、南吉が童話に託した思いを探ってみましょう。

また講演後には、新美南吉生誕100年を記念したバイオリンコンサートが行われます。皆様是非お越し下さい。

場所:梅花女子大学 澤山記念館
日時:2013年12月21日(土)
13:00〜14:30
 特別企画講演「新美南吉 童話の魅力 ―哀のある愛の世界―」
 講師:梅花女子大学 名誉教授 谷 悦子

14:30〜15:30
 新美南吉生誕100年記念コンサート

 *演奏曲目(予定):
  ・コレルリ ヴァイオリンソナタ OP5 第1番 ニ長調
  ・ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第9番「クロイツェル」より第1楽章
  ・フランク ヴァイオリンソナタ イ長調
  ・エルガー 愛のあいさつ
  ・ラフ カヴァティーナ
 *ヴァイオリン演奏:加藤香(京都市交響楽団第1ヴァイオリン奏者、梅花中学・高校卒業生)

2013年11月15日
 

絵本・児童書ビブリオバトル開催のお知らせ

2014年1月26日、グランフロント大阪アクティブスタジオにおいて、絵本・児童書ビブリオバトルが開催されます。
「絵本・児童書ビブリオバトル」とは、読みたい絵本&児童書ナンバーワンをみんなで決めるイベントです。
発表者(本の紹介者)は自分の好きな本を持ち、その本がいかに面白いかを発表。その後発表についてディスカッションを行います。参加者は全ての発表&ディスカッションを聞いたうえで、どの本をもっとも読みたくなったかをジャッジ。参加者全員の投票によって、最終的なチャンプ本を決定するという誰もが参加して楽しめるイベントです。
当日参加大歓迎!参加したいビブリオバトルの時間に合わせて会場にお越しください。
(発表者として参加希望の方は、事前申込が必要です。)
どんな本が登場するかはお楽しみ。あなたの1票で1位が決まります!

「絵本・児童書ビブリオバトル」
日時: 2014年1月26日(日)
     絵本ビブリオバトル 14:00〜15:30  児童書ビブリオバトル 16:00〜17:30
会場: グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル The Lab.2F アクティブスタジオ


★おススメ本を発表してくれる「バトラー」を募集します!★
参加について:
 おすすめしたい絵本または児童書について5分間で紹介してください。
 本以外の配布資料などはなし。トークが全てです!
 作家の方は自著以外でご参加ください。
 小学生から大人の方まで、発表できる方なら年齢は問いません。

募集人数: 5名程度

応募方法:
 氏名・連絡先(TEL、メールアドレス)・年齢・性別・発表したい本を明記の上、
 絵本ビブリオバトル、児童書ビブリオバトルのどちらに応募されるかお知らせください。

申込先:
 梅花女子大学企画部広報グループ kikaku@baika.ac.jp

応募締め切り: 12月20日(金)*応募者多数の場合、お断りする場合がございます。

発表者には素敵な参加賞あり。チャンプ本に選ばれたら豪華プレゼント!
参加者にはお土産あり。発表者以外のイベントへの参加予約は不要です。

詳しくは、梅花女子大学のホームページをご確認ください。

2013年11月15日
 

井上林子さん座談会のお知らせ

卒業生の井上林子さんによる、おはなし会と座談会が、島本町立図書館で行われます。第2部の「座談会」では、発売したばかりの本『ラブ・ウール100%』が生まれるまでのお話をいたします♪
小学生以上のみなさん、大人のみなさんも、ぜひ、おこし下さい☆

日 時: 11月23日(土)
・第1部 14:00〜14:40  おはなし会「スライド絵本とパネルシアター」
・第2部 14:45〜15:45  座談会「1冊の本が生まれるまで」
場 所: 島本町立図書館 ふれあいセンター 4階 展示室
話し手: 井上 林子 (いのうえ りんこ)さん 
対 象: 第1部はどなたでも、第2部は小学生以上。(参加費 = 無料)
定 員: 70名(先着順)
入場者多数の場合入場制限あり。

お問い合わせは、島本町立図書館まで。
TEL.075-962-4364。

2013年11月15日
 

出版情報'13 Part6

  

『大天狗先生のマル秘妖怪学入門』(少年写真新聞社) 作:富安陽子
山のてっぺんの学校に集まった三びきの小天狗たちを前に、「おのれのことを知らねばならん」と大天狗先生。
妖怪とはなんなのか、いつどこから来たのか、小天狗たちに向けて今、大天狗先生の妖怪学の授業が始まります。
#ohtengu

『ねむれる絵本』 監修:田中秀樹 作:下村明子 絵:仙田まどか
梅花女子大学看護学部の睡眠教育を考える教材用絵本。
卒業生の仙田さんが絵を担当しました。
#nemureru

『ラブ・ウール100%』(フレーベル館) 作:井上林子 絵:のだよしこ
図書室の本にみちびかれてやってきたのは、不思議ですてきな毛糸屋さん。
そこには魔法使いのような編み物の先生と、みんながいた…。
等身大の少女の思いをみずみずしく描いた、笑って泣けて心が温かくなる友情物語。
#love-woolu

2013年11月12日
 

「被災地に本を!梅花プロジェクト」第4期、募集中

東日本大震災の被災地では、まだまだ人々の心を豊かにする本が不足しているそうです。
被災地の方々に本を贈る「梅花プロジェクト」第4期分として、今回は小学校高学年から中・高校生が楽しめる本を募集します。マンガ類、雑誌類は整理の関係から今回は避けてください。
また、汚れや破損がひどいものは避けてください。

送付先は、以下の通りです。
〒567-8578 大阪府茨木市宿久庄2-19-5
梅花女子大学こども学科 加藤康子宛

第4期の締切は、11月30日(土)です。
事務室には担当者がおりませんので、上記にご送付くださいますようお願いいたします。
お問い合わせは、メールでお願いします。

2013年11月02日
 

秋季講演会のお知らせ

毎年恒例の秋季講演会。今年は〈サル学者〉中道正之先生をお招きし、「サルの子育て」のお話をうかがいます。
抱っこして、おっぱいを飲ませる。背中におんぶする。
時には、にらみつけて、しかる。でも、泣けば抱き上げる。これは母ザルの子育ての姿です。ヒトとサルは互いに進化の隣人です。だから、子育ても似ているところがたくさんあるはずです。サルの子育てを見つめてみると、今まで気が付かなかった人の素晴らしさを再発見できることでしょう。

■日時: 2013年11月30日(土)13:00〜14:30
■場所: 梅花女子大学 D棟4階401教室
■講師: 中道正之 先生
(大阪大学大学院人間科学研究科教授)
■演題: 「サルの子育て、人の子育て ―サルの中に人を見る―」
■入場: 無料
■申込: 不要

中道正之(なかみち・まさゆき)
京都府生まれ。1984年大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了、学術博士。
サルからヒトまでの霊長類の比較行動学と動物園行動学の研究に従事。
35年以上にわたり、野生ニホンザル集団の中で暮らすサルの顔を覚え、「誰が誰に何をしたか」を記録しながら、サルの行動発達や子育て、老いなどをテーマに研究を継続。
最近は、動物園で暮らすゴリラやキリン、サイなどの子育ても観察中。ヒトに近縁なゴリラやニホンザルを見つめることは、ヒトの理解にも近づけると、最近はつくづく実感できるようになった。
著書に、『ニホンザルの母と子』 (福村出版、 1999年)、『ゴリラの子育て日記』(昭和堂 2007年)など。

2013年10月21日
 

卒業生が毎日新聞で連載中

10月1日より毎日新聞朝刊「読んであげて」のコーナーに、本学児童文学科卒業生・手嶋ひろ美さんの書き下ろし作品『ハッピーハロウィン!』が連載されています。
生まれつきの脳性まひで手足が不自由ながら、前向きな気持ちで積極的に行動しようとする小学3年生の女の子が主人公の物語です。
毎日新聞のインターネットサイト〈毎日jp.〉でも閲覧できますので、ぜひお読みください。
http://mainichi.jp/feature/yonde/archive/news/2013/10/index.html

2013年10月21日
 

出版情報'13 Part5

    

『物語で楽しむ歴史が変わったあの一瞬〈5〉幕末編』(教育画劇) 作:大庭 桂 横山充男
第1話 新選組参上!−動乱の幕末をかけぬけた若者たち
(新選組の名を天下に知らしめた池田屋事件とは? 人物紹介もっと知りたい!新選組)
第2話 坂本龍馬幕末の日本をうごかす−薩長同盟成立の時
(対立する薩摩と長州をむすびつけた龍馬の“奇策”とは?人物紹介もっと知りたい!坂本龍馬)
第3話 幕末のプリンセス皇女和宮−時代にほんろうされた数奇な生涯
(幕末の日本を救った皇女和宮のはたらきとは?人物紹介もっと知りたい!和宮)
#rekishi5-bakumatsu

『子どもの本100問100答 司書、読書ボランティアにも役立つ』(創元社)
編:一般財団法人大阪国際児童文学振興財団

子どもの本に関わる質問や疑問を100問にまとめて答えた「子どもの本ハンドブック」。
子どもに本を読んでほしいと願っている人や図書館、家庭文庫や読書推進に関わる諸団体のための手軽で便利な相談ツールとして編集した。必要に応じてどの質問からでも読め、通読すると子どもの本の世界を体系的に学べるようにもなっている。子どもの本について学びたいと考えている人やグループでの勉強会などのテキストとしても好適。
卒業生の鈴木穂波さんも執筆参加しています。
#kodomo100

『つかさの中学生日記 トモダチのつくりかた』(ポプラポケット文庫ガールズ) 作:宮下恵茉 絵:カタノトモコ
友だちって、どうやって作るの?
元気でまっすぐな性格のつかさ。
中学生になったとたん、なぜかなかなか友だちができなくて・・・。
中学生の学校生活やリアルな気持ちによりそったシリーズ第2巻!
#tsukasa2

『ねこじゃら商店 世界一のプレゼント』(ポプラ社) 作:富安陽子 絵:平澤朋子
ほしいものが何でも手に入る「ねこじゃら商店」の店主は、ネコの白菊丸。
その評判をきいて、こっそりサンタクロースまでやってきましたが……。
#nekojara-sekaiichi

『電気ちゃん』(毎日新聞社) 作:楠章子
16歳の鳥子の前から突然失踪したダメ男・電気ちゃん。
生きづらさを抱えた人たちに次々と起こる不思議な出来事。
『古道具ほんなら堂』でおなじみの、児童文学のホープが新境地を開く、人生を肯定したくなる初の小説集。
#denkichan

2013年9月6日
 

出版情報'13 Part4

 

『視えるがうつる!? 地霊町ふしぎ探偵団』(角川つばさ文庫)
作:越水利江子/小島水青/宮下恵茉/横山充男  絵:TAKA

お母さんを亡くしたあやめは、昔、神木(しんぼく)であったという小学校のナギの木にひたいをあてて祈った。
その夜、謎めいた夢を見て、目覚めた時、いつも神木にいる猫の黒子(くろこ)が窓からのぞいていた。
黒子にさそわれ、窓から真夜中の町に出ると、月明かりの神木の下に、なにかが視えた! 
“視える”が次々と子どもたちに伝染(うつ)り、地霊町(ちれいちょう)に秘められたふしぎが顔を出す……
まったく新しい、怖くておもしろい怪談シリーズが今、はじまった!
#mieru

『ねこじゃら商店へいらっしゃい』(ポプラポケット文庫) 作:富安陽子 絵:平澤朋子
おのぞみのものが、なんでも手にはいる夢のお店 ねこじゃら商店
ネコの白菊丸(しらぎくまる)がおまちしています!
ねこじゃら商店は、ほしいものがなんでも手にはいる、ふしぎなお店。
白菊丸という名の年とったぶちネコが、店番をしています。
でも、その場所を知っているのは、のらネコだけ。
運がよければ、あなたもつれていってもらえるかもしれません・・・。
#nekojara-bunko

2013年8月15日
 

出版情報'13 Part3

  

『3人のパパとぼくたちの夏』(講談社) 作:井上林子 絵:宮尾和孝
おとうさんが家事をサボるから、ぼくは、家出します!
ぼくは亀谷めぐる。小学6年生。
おとうさんとふたり暮らしだから、料理もそうじも洗濯もよくできる。ほとんど「シュフ」だ。
でも、おとうさんがあまりにも家事をやらなすぎて、もうげんかい!
夏休みがはじまったので、ぼくは家出することに決めた。
家出した先で出会った、さな・ひなという小さな女の子たち。その家に行くと、なぜかパパがふたりもいて……。
#sanninpapa

『あの日、ブルームーンに。』(ポプラ文庫ピュアフル) 作:宮下恵茉
初めての恋をして、わたしはひとつ、大人になる――
共感の声が寄せられた切ないラブストーリー、書き下ろし短編を加えて文庫化。
#bluemoon-bunko

『恋する王子と愛しの姫君』(ビーズログ文庫) 作:小椋春歌 絵:加藤絵理子
変態王子、ついに完全体に――!! 
強烈にしつこい男に愛された姫の純愛(!?)ストーリー、堂々完結!
モニカが生きていることを知り、生きる屍状態だったアレクは気力を取り戻す。封印の間に閉じ込められたモニカを助けるため、古の王・リュダに対抗する力を手に入れようと、アレクはペンテレイアの守り人に会いに行くが……!? 猛烈に未練がましい男・アレクの愛は、最愛のモニカを、大切な国と人々を、救うことはできるのか? 
絶対不可能から始まった変態! だけど純愛!? 物語、ついに最終巻!!
#koisuruouji8

2013年7月14日
 

絵本コンクールに本学卒業生3名の作品が入賞・入選しました!

本年度の大島国際手づくり絵本コンクール(射水市大島絵本館主催)において、本学児童文学科卒業生3名の絵本作品が入賞・入選を果たしました。

<金 賞・射水市長賞>
『ゆっくりでも』上牧清美さん(2012年度卒業生、現・大学院修士課程在籍))
<入選>
『ボクがちきゅうをまもる!』猪井彩さん(2012年度卒業生、2012卒業制作)
『こっちへこいこい』湯浅景子さん(2009年度卒業生)

入賞入選作品展が7月4日(木)〜7月27日(土)に、絵本館パフォーマンスホールで開かれています。
北陸にお出かけの節は、ぜひ富山県の大島絵本館までお立ち寄りください。

2013年7月14日
 

「被災地の子どもに本を!梅花プロジェクト」第3期募集中

東日本大震災から早2年3ケ月。被災地では、まだまだ子どもの心を豊かにする本が不足しているそうです。
被災地の子どもに本を贈る「梅花プロジェクト」第3期分として、子どもの本を募集しています。
絵本、童話など、子どもたちが楽しめる本をお送りください。汚れや破損がひどいものは避けてください。
第3期の締切は、6月29日(土)です。

送付先
〒567-8578 大阪府茨木市宿久庄2-19-5
梅花女子大学こども学科 加藤康子宛

事務室に担当者がいないこともありますので、できるだけご送付ください。
問い合わせは、メールでお願いします。

2013年6月13日
 

出版情報'13 Part2

    

『新装版 チャームアップ・ビーズ!(1)クローバーグリーンで友情復活!』(童心社)
作:宮下恵茉 絵:初空おとわ

亡くした母への憧れ、恋に、おしゃれに、友だちのこと、親のこと…
小学生にだって、いろいろ悩みはあるんです! 
ミラクルケータイの力をかりながら、等身大の悩みに向き合って成長していく、すみれの物語。
#charm-new1

『新装版 チャームアップ・ビーズ!(2)スターイエロー大作戦!』(童心社)
作:宮下恵茉 絵:初空おとわ
わたし、すみれ。あけのぼ小学校の四年生。
はじめて友達と一緒に雑貨屋”ジジ”に買い物に行くことになったよ! 
ワクワクしてたのに、どれも値段が高くてびっくり。
同じクラスの紗綾たちに会ったら、カワイイもの沢山買ってる。いいなあ…。
そんな紗綾たちは、クリスマスパーティーも豪華にやるみたい。
「どうせ、すみれたちのパーティーはショボいんでしょ?」っていわれて、超くやしい!
ミラクルケータイでモッチの知恵をかりながら、手作りクリスマスパーティー大作戦、始動します!
#charm-new2

『新装版 チャームアップ・ビーズ!(3) ピンクハートで思いよ、届け!』(童心社)
作:宮下恵茉 絵:初空おとわ

もうすぐバレンタイン。今年はあたしもあの人に渡してみようかな?
でも翔子さんが父ちゃんにチョコを渡そうとしてることを知って……。
すみれの成長物語、感動の完結編!!
#charm-new3 

『夏っとび!』(文研じゅべにーる) 作:横山充男 絵:よこやま ようへい
「親父も飛んだ、兄貴も飛んだ、おれも、六年生のときに飛んだ。だから、おまえも飛ぶ。な、そういうことだ。」
父さんはそう言って、どうしてもおれを神柱祭に出そうとする。
十メートルの高さから飛びこむなんて、じょうだんじゃない。まして、ふんどしになるなんて!
でも、ある日、転校生の友也も神柱祭に出ると言いだして……。
#natuttobi 

『おくちパトロール隊VSむし歯ニンジャ』(Web絵本) 作:楠章子 絵:オカダケイコ
あなたのお口に潜伏しているかもしれない“むし歯ニンジャ”…。
絵本を読んで、その発見方法を学びましょう!
#okuchi 

2013年6月13日
 

グランフロント大阪のナレッジキャピタルに出展&ワークショップのお知らせ

4/26にオープンしたグランフロント大阪のナレッジキャピタル2FのThe lab.に、梅花女子大学が出展しています。
The Lab.は、子どもから大人まで訪れた誰もが、先端技術に触れて、体験して、語り合う楽しい交流施設です。
ここは、独創的な発明を見る、触れるだけではなく、“つくる”にも参加できる、まさに「ラボ(研究室)」。
たくさんの人が見て、触れて、感じたことを取り入れて世界一につながる新しい発見を目指そうというものです。

「バーチャルミュージアム」や「心を持つロボット」、「飛び出す映像」、「デジタルファッションショウ」など、
周囲のブースのことごとくが、近未来の科学技術礼讃型の展示であることに対して、我が梅花のブースは、
『こども×癒し空間』と銘打って「どのような未来が訪れようとも、人間の日々の営みの中で、自らの手でものを創り出すことの大切さは、何物にも代えがたい」というコンセプトでデザインされています。
その最初の展示はこども学科が提供しました。
「手で創り出す」および「世界でたった一つ」の2つのキーワードを満たすものとして、卒業制作・課題制作絵本の名品を約40点、卒業生の児童文学・絵本の出版本約30点を展示しています。
来場された多くの方々は1冊1冊を手にとって、楽しい時間を過ごされています。
また「造形」の授業で制作した大量の小型積木は、こどもたちに大人気。
積んでは壊し、積んでは壊しの遊びが絶え間なく続いています。
卒業生のプロの作家の皆さんの作品も、それぞれが光彩を放って、素敵な展示が実現しています。
児童文学科30年の学びの蓄積がここに結実したとも言えましょう。
こども学科の展示は6月半ばごろまで続けられる予定です。
開場時間は10:00〜21:00。
http://kc-i.jp/access/
http://kc-i.jp/facilities/thelab/activelab/#p02
ぜひ観覧にお出でください。

また、5/4(土・祝)、The lab.2階のアクティブスタジオにて、梅花女子大学がワークショップを開催します。
大人から小さなお子様までお気軽にご参加いただける内容です。
詳細は次のとおりです。ぜひ、お誘いあわせの上ご参加ください。

日程:5/4(土・祝)
場所:ザ・ラボ2階(グランフロント大阪ナレッジキャピタル内施設) アクティブスタジオ
参加費:無料(各回先着順に整理券を配布、定員に達し次第参加受付終了)
内容
<ワクワク>絵本づくり
1. 世界にたった一冊の絵本づくり
あなただけのオリジナル絵本(20ページ程度)を作ってみませんか?
時間:15時10分〜(約1時間)
対象:5歳程度〜大人
定員:30名
講師:梅花女子大学 心理こども学部こども学科教授 香曽我部秀幸

2. 学生による「お話し便」(計2回)
大型絵本の読み聞かせや手遊び歌で一緒に遊びましょう!
時間:第1回 12時〜、第2回 16時30分〜(各回約30分)
対象:3歳程度〜大人
定員:30名程度

<ぬくもり>セラピー犬ふれあい体験(計2回)
梅花キャンパスで活躍中のセラピー犬「花ちゃん」とアニマルセラピーを体験してみましょう。
時間:第1回 13時10分〜、第2回 13時40分〜(各回約20分)
定員:各回15名程度
講師:梅花女子大学 心理こども学部心理学科准教授 岡本智子

お問い合わせ先:企画部広報グループ TEL. 072-643-6343

2013年5月1日
 

卒業生の連載が始まります

児童文学科卒業生でこども学科非常勤講師の宮下恵茉先生の連載が、
4/15から「NHKオンライン ネットコミュニケーション小説」というサイトで始まります。
http://www.nhk.or.jp/literacy/index.html
タイトルは『デザートアイランド』。
中高生にネットとの付き合い方を学んでもらうという小説です。
週に2回、月曜と木曜に更新されます。閲覧は無料です。ぜひご覧ください。

2013年4月12日
 

第4回あたらしい創作絵本大賞 表彰式と合評会のご案内

この度、第4回の入選作品の表彰式と合評会を公開形式でおこなうことになりました。
審査員も参加し、作品ごとに講評しますので、どのような視点で作品を選んでいるのか、直接聞くことができる貴重な機会になります。
入選作品順に作品合評していきますが、時間があれば、入選以外の作品も先生方に選評していただけます。
審査員は、富安陽子、みやざきひろかず、香曽我部秀幸が出席します。

日時:6月9日(日) 13:00〜15:00(終了予定)
    表彰式 13:00〜 作品合評 13:30〜
会場:梅花女子大学 F棟701教室(大阪府茨木市)
参加費:無料(事前申し込み必要)
アクセス方法:最寄り駅よりスクールバスをご利用ください
スクールバス乗車位置およびスクールバス時刻表はこちら
オープンキャンパス時刻表をご確認ください。
※車でのご来場は、ご遠慮ください。会場では、お子様の保育ルームは用意しておりません。

【申し込み先】
アミーニ問い合わせフォームよりお申し込みください。
※携帯電話でPCメール受信拒否設定をされている方は、amini.jpドメインを必ず、受信可設定にしておいてください。

【作品の合評希望について】
第4回の入選作品を中心に行います。
第4回に応募いただいた作品に限定します。
入選者は、申し込み不要です。ただし、出欠のご連絡を4月30日までにご連絡ください。
入選作品以外で合評希望者は、事前の申し込みが必要です。
問い合わせフォームより4月30日までにお申し込みください。
応募多数の場合、入選に近かった作品順に選評します。2〜3作品程度。

■主催:梅花こども・絵本・児童文学センター
■企画・運営:アミーニ、児童文学科同窓会

2013年4月6日
 

出版情報'13 Part1

    

『天の磐笛(あまのいわふえ) 第三巻』(藍象舎 電子書籍Kindle版) 作:横山充男
ここには第三章がおさめられている。
主人公石上琅は、いよいよ亡き母親の故郷である奈良県山越村へと行くことになる。
そこで、石笛吹きの中峰りんと再会をはたすことになる。
りんは琅のことを、じぶんの魂の片割れであるかのように言う。
さらにこの三章においては、これまで影の存在として登場してこなかった重要人物がふたり、ついに姿をあらわす。
神社大和教本社の筆頭理事である安藤凝莉とSR代表の桂木祐樹である。
天の磐笛をめぐるさまざまな謎がさらに深まりつつも、幻想と現実の交差する展開の中で、謎の解明に向けて大きく動き出す。イワクラ群と石笛、織田信長による天正の伊賀攻め、春日神と室生龍神、奈良と土佐、異端と正統、神社本庁と神社大和教本社、天の磐笛にかけられた呪いの意味、そして亡き母親の血筋。さらに、天の磐笛の在り処が明らかにされる。
大きなうねりをみせつつ、最終章である四章へとなだれ込んでいく。
四章では、石上琅がすべての謎を解くために、東京の神社大和教本社へと出かけていくことになる。
電子書籍Kindle版。全四巻。 『天の磐笛』公式サイトhttp://amanoiwafue.com/
#amanoiwafue3

『天の磐笛(あまのいわふえ) 第四巻』(藍象舎 電子書籍Kindle版) 作:横山充男
最終巻である。
主人公石上琅は、里菜への思いを残しつつも、なすべきことをなすために東京へむかう。中峰りんといっしょに天の磐笛を吹くためだ。
この日本が、この世界が、現在の文明に至る大きな要因となった「言霊呪術」を見極めるためでもある。
夜明け近くに、琅とりんは、神社大和教本社境内にあるイワクラに立つ。
果たして天の磐笛は世界を変えるほどの力を発揮するのか。いよいよ物語はクライマックスをむかえる。
ラストを読み終えた読者は、現代の文明そのものが、次の文明のための序章にすぎないことを知るにちがいない。
文学作品として、これまで誰も触れてこなかった問題、或は書けなかった世界、さまざまな制約によって提示できなかったテーマがここに顕わになっていく。作者の中に実際に神霊が降臨して物語を書かせたのではないかと思わせるシーンの連続である。その想像を絶するシーンに、読者は息をのむだろう。しかし作者は溺れることなく、物語の中で冷徹に分析を重ねていく。
真に新しい時代とは何か。次の時代はどこへむかっていくのか。
エンタテイメントと哲学的思索が矛盾なく描かれた物語が、ついに完結する。
#amanoiwafue4

『まゆとうりんこ やまんばのむすめまゆのおはなし』(福音館書店) 作:富安陽子 絵:降矢なな
ある日、山姥の娘まゆは、林の中で迷子になったうりんこに出会いました。
そこで、まゆはうりんこのお母さんが見つかるまでお母さん代わりになってあげることにしました。
#mayutourinko

『1話5分 頭がよくなる10の力を伸ばすお話』(PHP研究所) 編:加藤純子
頭のよさとは、自分の頭で考え自分の言葉で話せる力のこと。
そんな力を伸ばすには、お話が有効です。
主人公になりきったり、言葉の美しさを感じたり。将来につながるお話の本です。
卒業生の楠章子さんが、「オードリーヘップバーンの伝記」、「マザーグースの紹介」、グレアムの「川べのたのしい友だち」リライト、創作「どうして虫歯になるの?」「雨やどり」の5編を書いています。
#atama-yokunaru

『魔女じゃないもん! 4 消えたミュウミュウを探せ!』(集英社みらい文庫) 作:宮下恵茉 絵:和錆
ある日突然、リセの使い魔・猫のミュウミュウがいなくなった。
「返して欲しければサマーフェスティバルに来い」という手紙も来て!?
バンビと一緒にのりこむと、そこに全身黒ずくめの男があらわれた!!
#majojanai4

2013年4月6日
 

2013年度春季講演会のお知らせ 【あさのあつこ VS 富安陽子 子どもの本を語る】

旧児童文学科創設以来、本年で32回目となる恒例の春季講演会。
今回は『バッテリー』をはじめ数々の話題作を発表している人気作家あさのあつこさんを招き、本学こども学科教授・児童文学作家の富安陽子さんとの対談が行われます。
公的な場でのおふたりの対談は今回が初めて。出版界でも大きな話題を呼んでいます。
皆様ぜひご来場ください。

【あさのあつこ VS 富安陽子 子どもの本を語る】
日時:2013年5月11日(土) 13:00〜14:30
会場:梅花女子大学 澤山記念館講堂
入場:無料 申込不要

あさのあつこさん
1954年、岡山県生まれ。青山学院大学卒業。岡山市にて小学校の臨時教諭を勤めたのち、作家デビュー。1997年『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞受賞。1999年『バッテリー2』で第39回日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞、2011年『たまゆら』(新潮社)で第18回島清恋愛文学賞を受賞。他に「テレパシー少女『蘭』事件ノート」シリーズ全9巻(講談社)、『THE MANZAI』全6巻(岩崎書店)、『NO.6』全9巻(講談社)、『時空ハンターYUKI』全2巻(カラフル文庫)など多数。

富安陽子さん
1959年、東京都生まれ。和光大学卒業。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会新人賞、第40回小学館文学賞受賞。1997年『小さなスズナ姫』(偕成社)全4巻で第15回新美南吉児童文学賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞。2002年『やまんば山のモッコたち』(福音館書店)でIBBY文学作品オナーリスト。2011年『盆まねき』(偕成社)で第49回野間児童文芸賞、第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。2011年度より梅花女子大学児童文学科・こども学科教授。

2013年3月12日

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